2017年01月29日
【フォトことば】から、ふぉと言葉へ
それは、大通公園で開催されていたイベントでのことでした。
腕を組んで当館ブースのポストカードを眺めていた書家さんが言った、
「写真に字が書きたい」
のひと言。
私たちと関吉さんとの出会い、でした。
あれから7年半。
コラボ作品群「フォトことば」をはじめ、ファブリックボードのお名前ことば、作品展、ワークショップなど数々のコラボ企画をやってきました。
特にフォトことばはたくさんの方に共感をいただいて、数えきれないほどの枚数が全国各地へ旅立っていきました。
そんなアート書道と北海道フォトの「フォトことば」ですが、2017年3月いっぱいをもって、一度終了とすることになりました。
きっかけは、関吉さんからのお申し出。
「自分の書く文字はナマ物。書いた時からもう過去の物になってしまう。
書いた瞬間には最高!と思っているのだけど、次の日に見ると何か違う、と思ってしまう。
そんな過去の遺産が、ポストカードという形でいつまでも世の中に出回っているのは、作者として忍びない」
ということでした。
アーティストとしてのそういう思いを、私たちが無視するわけにはいきません。
そこで、3月いっぱいまでと期限を区切って、終了しましょうという話にまとまったのです。
でも。
関吉さんの書文字による「フォトことば」は終わりになっても、私たちの「写真&ことば」が終わるわけではありません。
特にはるかは、もともと小説や戯曲を書くこともやっていた人間です。
せっかくの機会だから、自分のことばを自分の文字で伝えていこう。
それに遡れば8年前、関吉さんと出会うまでは写真に手書き風フォントで文字を入れた「ふぉと言葉」を作っていたのです。
今後はフォント文字ではなく、私(たち)が自分で手書きすればいいんだ。
迷いもなく、そう決まりました。
さっそく、日々「今朝ふぉと」としてTwitterやFBページ、インスタに投稿している写真やことばを中心に、ふぉと言葉ポストカードに。
ほのか氏も明かりで書いた字を写真に収めた「ふぉと文字(仮)」で、ふぉと言葉ポストカードを始めました。
1月のイベントでは、10種類以上もの新作が登場しています(*^_^*)
…正直、スタート前には若干の不安もありました。
私たちにとっては自信をもってお届けできるものであっても、関吉さんの書文字とのコラボを楽しみにして下さっていた方には届かないんじゃないだろうか?
ガッカリされたら寂しいな、と。
けれどもそれは、無用な心配でした。
両日ともとてもたくさんの方に手に取っていただき、売り切れとなったものも。
思った以上の好評に私たちもほっと胸をなでおろしました。
私たちの写真とことばが、ちゃんと届いて共感してもらえた。
素直に嬉しかったです。
ありがとうございました!!
そんなふぉと言葉の新作、例えばこちら…。
アレ、これって…と思ったアナタ。
YouTubeをご覧くださいましたね、ありがとうございます!
そうなんです。
新しい「ふぉと言葉」はYouTubeのスライドショー動画ともゆる~い感じで連動しています。
(スライドショー動画についてはコチラの記事をご覧ください)
私たちの「ふぉと言葉」はこれからも、今朝ふぉとやYouTube、イベントテーマ、キャスなど様々な媒体と連動しながらお届けしていきます。
これからもどうぞ、海蒼 絵葉書館のふぉと言葉ポストカードをご贔屓に、お願いいたします(*^_^*)
wrote by はるか
*****
●絵はがき屋さんのデジカメ教室●
スケジュール公開中、以下からご確認下さい☆
10:30~12:00
札幌市内2会場、詳細は当館へ
| ふぉと言葉解説書 | 08:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑