2009年10月19日
【雑記】七色の町に舞う虫
雨の予報が出ながらも時々パラつく程度で、曇りと晴れ間を繰り返しているここ数日の札幌市内。
朝夕の気温もぐんと冷え込む日が増えて、5℃を下回る日も出てきた。
雪虫の大移動も始まり、季節はいよいよ冬に向けて歩を早めている。
それに合わせて市内の山々や公園、街路樹などの色付きも美しく見頃を迎えている。
楓の真紅や暗めの赤、ナナカマドや桜の朱やオレンジ、白樺や銀杏の黄色、それらが枯れて茶色、そして常緑樹の緑。
1本の木で何色ものグラデーションをなしているものもある。
陽の光に当たると色はますます鮮やかになり、まぶしいほど。

毎日通りがかる道の先にある山も、見るたびに色が変わり、装いが変わっていく。
まさに今、町は七色の彩りに包まれている。
朝夕の気温もぐんと冷え込む日が増えて、5℃を下回る日も出てきた。
雪虫の大移動も始まり、季節はいよいよ冬に向けて歩を早めている。
それに合わせて市内の山々や公園、街路樹などの色付きも美しく見頃を迎えている。
楓の真紅や暗めの赤、ナナカマドや桜の朱やオレンジ、白樺や銀杏の黄色、それらが枯れて茶色、そして常緑樹の緑。
1本の木で何色ものグラデーションをなしているものもある。
陽の光に当たると色はますます鮮やかになり、まぶしいほど。

毎日通りがかる道の先にある山も、見るたびに色が変わり、装いが変わっていく。
まさに今、町は七色の彩りに包まれている。
そんな晴れた日の町の中を、ふわりと舞う雪のようなもの、それは雪虫。
アブラムシ科の全長4mmほどの小さな小さな虫。
夏の間を過ごしていたトドマツの木から、冬を過ごすためのヤチダモに移動していく。
時には集団でいっせいに飛んで行き、そこに光が当たると白いもやのようにも見える。

お尻のあたりにふわふわして見えるのが、この虫の特徴である綿状の蝋物質。
飛んで移動していくのはどれもメスばかり。
ヤチダモに移った後の単為生殖によって初めてオスが生まれるのだが、オスには口がなく餌を摂ることができない。
生まれたオスはメスと交尾をし、1週間という短い命を終える。
オスよりは長生きのメスも、決して強くはない。
お尻についた綿のようなものは風を受けて飛びやすくするためのものとも言われているが、ひとたび何かにくっついてしまうとその虫の生涯はそこで終わってしまう。
獲るつもりはなくても窓ガラスや人の身体にくっついてくることがよくあるが(写真もそんな時に撮ったもの)、それだけでダメなのだ。
無事にヤチダモにたどり着いたメスは、交尾の後に越冬のための卵を1つだけ産んで、生涯を閉じる。
冬支度のための旅に出る雪虫たち。
気温の変化などを敏感に感じ取っての大移動だ。
そして、その姿を見かけると、間もなくして町には初雪が降る。
アブラムシ科の全長4mmほどの小さな小さな虫。
夏の間を過ごしていたトドマツの木から、冬を過ごすためのヤチダモに移動していく。
時には集団でいっせいに飛んで行き、そこに光が当たると白いもやのようにも見える。

お尻のあたりにふわふわして見えるのが、この虫の特徴である綿状の蝋物質。
飛んで移動していくのはどれもメスばかり。
ヤチダモに移った後の単為生殖によって初めてオスが生まれるのだが、オスには口がなく餌を摂ることができない。
生まれたオスはメスと交尾をし、1週間という短い命を終える。
オスよりは長生きのメスも、決して強くはない。
お尻についた綿のようなものは風を受けて飛びやすくするためのものとも言われているが、ひとたび何かにくっついてしまうとその虫の生涯はそこで終わってしまう。
獲るつもりはなくても窓ガラスや人の身体にくっついてくることがよくあるが(写真もそんな時に撮ったもの)、それだけでダメなのだ。
無事にヤチダモにたどり着いたメスは、交尾の後に越冬のための卵を1つだけ産んで、生涯を閉じる。
冬支度のための旅に出る雪虫たち。
気温の変化などを敏感に感じ取っての大移動だ。
そして、その姿を見かけると、間もなくして町には初雪が降る。
| 日々雑感(はるか) | 17:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑