2011年04月06日
【雑記】ワッショイ、日本の底力!
テレビのバラエティ番組やCMも復活し、自粛一辺倒ムードから「できる人ができる形で日本を盛り上げよう!」という機運が少しずつ高まってきました。
私の周りでも、連日街頭に立って募金&メッセージ集めを精力的に行ったり、手作り・アート作品のチャリティイベントを行ったりという人が何人もいます。
その熱意にはいつも頭が下がります。
と同時に、自分もできることはやろう!という気持ちになります。

物販のチャリティイベントに限らず、ライブやお祭りなど、どうせやるなら変な遠慮をせずに大いに盛り上がるべきだと私は思っています。
被災地の方のことを思うと、自分だけ浮かれる気持ちにはなれない、そんな気分もわかります。
でも……
学校内のサークル、学校外のサークル、特定の演目のためだけに結成された劇団、他の学校の劇団などなど、様々な形の集団に参加してきました。
スタートの時は、どの場合でもみなわりと友好的です。
けれども稽古が本格的になるにつれ、ぶつかり合うことも増えていきます。
誰もがみんな本気で熱心だからこそのぶつかり合い。
のはずですが、渦中になるとなかなか素直にそう思えなかったりするもので。
役者同士のいがみあい、悪口、演出家や裏方スタッフに対する不満。
稽古の終わった瞬間から、そんなことばかり言い合う現場もありました。
もちろん、幕が開けばどんなに腹の底で憎んでいても笑顔を交わし、親しげに見える演技もします。
役者ですから。
だけど、やっぱりお客さんには伝わってしまうのです。
役者・スタッフが本当にその作品が好きで、すばらしいものに仕上げようという気持ちは一緒なのか、そうでないのか。
役者が「楽しく」やっていれば、お客さんにも伝わります。
役者が「つまらない」と思っていても、伝わります。
見ている方の無意識に、それが伝わっていくのです。
チャリティや被災地に向けてメッセージを送るような催しの時、遠慮なく盛り上がるべきだと私が思うのは、そんな役者時代の経験からです。
元気や熱い思い、明るい気持ちなどを届けたいと思う企画であればこそ、まずはその会場が元気でアツくなければ、思いや空気を被災地まで運ぶことはできません。
深さや形は違っても願いはひとつ。
それが、チャリティでありお祭りであり。

先日、ネットのニュースに『五体不満足』の著者、乙武さんの記事がありました。
今回の震災の後、乙武さんがツイッターに「周りからの批判を恐れることだけが理由でイベントを中止するのは、自粛ではなく他粛」というような趣旨のツイートをしたところ、フォロワーさんから「自分はそれを萎縮と呼んでいます」とリプライが入ったそうです。
萎縮。
言い得て妙かも、と私も思いました。
イベントを実行する場合でも自粛する場合でも、それぞれ個別の理由があるはずです。
やるもやらないもそれは主催者の判断であって、他がとやかく言う問題ではないと思います。
そして「やる」ということに対して、不謹慎だと過敏に反応する人は、被災していない地域に多いという意見も頷けます。
海外からは日本全体が被災地として捉えられている今こそ、非被災地や被害の軽微な地域が日本の元気の原動力になっていかなくちゃ。
節電や規模縮小などは避けられなくても、できる範囲で精一杯楽しむこと。
それは決して復興のためにマイナスにはならないし、むしろプラスになっていくと私は確信しています。
ワッショイ、ワッショイ!
| 日々雑感(はるか) | 03:26 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
ご無沙汰です。この記事を読んで「春とん」を実施する気持ちが強くなりました、有難う御座いました。
やっぱり支える側が元気じゃなければ支えられないですもんね~。思い出したんですが、ある人の言葉で「半ばは自分の幸せを、半ばは他人の幸せを…」と言うのが有ります。その考え方に「まず自分だなんて…」と批判をした人がいたそうです。すると「まず自分がしっかりしていなければ他人の事を手助け出来ないだろ」と言ったというエピソードなんですが…。
この震災の被害を受けた人達を手助けしたくない人なんていないと思います。要はその『方法』だと思うんです。
「商売人」は商売人らしく儲けて支援しますょ!!
『儲』と言う文字は「信者」と書きます。いっぱい信者増やして(儲けて)、支援するから待っててよ~!!
「とんとんびょうし」に行くから、もう少し辛抱してな~!!
| とんとん | 2011/04/08 22:11 | URL |