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海蒼 絵葉書館*Photo Log

seAsOwの撮影日誌+ふぉとエッセイ+フリマ出店情報+味と癒しの北海道情報etc...

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【写雑記】オタモイ海岸

seAsOw

さて、夕陽に向けて海へGO!
08-06 17:12

小樽方向はやや雲が厚め…? 確かに天気予報は微妙ですが。
08-06 17:41

山は霧で見えないのに、海は水平線から少し上までは割と明るいです。
08-06 17:52

オタモイ着!崖沿いの遊歩道は数年前から土砂崩れ通行止めになってるのは知ってたけど、海岸に降りる道まで閉鎖になってたのは知らなかったわ。
08-06 18:15



オタモイ201108-01

2007年の9月に訪れた時、がけ沿いの遊歩道はすでに「土砂崩れにより当面の間通行止め」になっていました。
いずれまた通れるようになるのかな、と思っていたけれど、甘かったです。
道内各地の自然景勝地に多いパターンで、自然により破壊されたものは、復活される見込みはないようです。

この崖沿いの遊歩道の先には、かつて遊園地がありました。


「オタモイ遊園地」。
昭和11年頃の話です。
当時小樽に住んでいた料理屋の店主が、小樽に名物をと私財をつぎ込んで完成させたそうです。

私がその存在を知ったのは2002年頃、飛行機の機内誌に載っていたエッセイでした。
ぜひ行ってみたい! …と1回目に訪れた時の写真は、データ損失により残っていません。
以下の古い写真は、2回目に訪れたときのもの。

オタモイ200405-01

遊歩道の途中にいくつもあるトンネルのひとつ(2004年撮影)。
入り口はそれなりの作りですが、中はゴツゴツの岩がむき出しのままの、素掘りのトンネルです。

オタモイ200405-02

見下ろせばちょっと足がすくむような断崖絶壁。
そんな場所に遊園地のメイン、北海道の清水寺とも言われた「竜宮閣」が建っていたそう。
奥側の赤い柵の敷地部分がそれです。
3階建(?)のその建物には、料亭や演芸場などがあったらしいです。
こんな場所にどうやってそのような大きな建造物を作ったのでしょうね(2004年撮影)。

オタモイ200405-03

断崖絶壁は足元だけではありません。
振り返れば背後もやっぱり断崖絶壁(2004年撮影)。

遊園地は、戦時中に客足が遠のき休園をし、ようやく戦争が終わって遊園地も再開へと思った矢先の昭和27年に火災により竜宮閣が消失してしまいます。
その後も雪や崖崩れによって残された建物が流され、昭和52年に最後に残った1つも撤去されて、完全に姿を消しました。

それにしても、まだ通れるうちにもう少しまともに記録用として写真を撮っておけば良かった!
と思っても後の祭りです。
自然風景はまさに一期一会、「また今度」と油断しちゃダメなんだなぁと、改めて反省です。


日没を過ぎて、あっという間に暗くなって来ましたー! 久しぶりにパステルカラーの夕焼け空が見られました♪
08-06 19:10



オタモイ201108-02

もはや秋の気配を感じます。

オタモイ201108-03

振り返ればそこに、大きな月。


オタモイは、こんな場所にあります(地図)

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