2009年03月04日
【雑記】補正予算の恩恵
国会で第二次補正予算が成立した。
色々と思うところはあるが、ともあれ地方の高速道路の通行料上限1000円は歓迎したい。
カメラを持って道内を巡り始めた2000年頃、道内の高速道路網はまだまだ短かった。
札幌を基点として、道東のオホーツク海側に行くにも、太平洋側に行くにも、大雪山系の山々か日高山脈を越えていかなくてはならず、高速道路を使えるだけ使っても目的地まで6時間、使わなければ7時間、8時間は当たり前だった。
冬道ともなればさらに時間がかかる上、凍結通行止めで移動ができなくなることも珍しくない。

色々と思うところはあるが、ともあれ地方の高速道路の通行料上限1000円は歓迎したい。
カメラを持って道内を巡り始めた2000年頃、道内の高速道路網はまだまだ短かった。
札幌を基点として、道東のオホーツク海側に行くにも、太平洋側に行くにも、大雪山系の山々か日高山脈を越えていかなくてはならず、高速道路を使えるだけ使っても目的地まで6時間、使わなければ7時間、8時間は当たり前だった。
冬道ともなればさらに時間がかかる上、凍結通行止めで移動ができなくなることも珍しくない。

それが、少しずつ工事が進むにつれて、途切れ途切れながらも利用できる区間が広がって、道東地域でも日帰りが可能なエリアができた。
ずいぶん前の話になるが、北海道の高速道路にはクマしか通っていない、と揶揄した政治家がいた。
確かに、ほとんどの高速道路は(悪天候以外の)渋滞には縁がない。
一般道も、大都市圏に比べれば信号も少なく、走りやすい。
が、それはあくまで「夏道」、雪や凍結のない道路の場合だ。
冬道ともなれば、峠道はもちろん、市街地の道でさえ道路幅は狭くなり、滑りやすくなったり、でこぼこの荒れた道となる。
さらに吹雪や地吹雪が起これば、どんなに慣れているドライバーでも恐い思いをすることは少なくない。
その点高速道路は優先的に除雪がなされ、アップダウンやカーブがゆるやかな分だけ、まだいくらか安心して走ることができる。
その高速道路を使って走っているのは、私たちのような一般人ばかりではない。
道内各地に住む人々の生活物資を運ぶ車はもちろん、牛乳を積んだ牧場のローリー、野菜や魚や牛豚羊を積んだトラック、競走馬を積んだ馬送車なども走る。
それらは空港や港に向かい、最後は大都市圏にも運ばれる。
「クマしか通らない」道路を使って走っている車に積まれたものの一部は、間違いなく前出の政治家の元にも届けられているのだ。
そういう意味で、私は高速道路網が出来上がっていくことには期待を持っていた。
現在、計画の一部だけが開通している途切れ途切れのルートは、通行料が一部無料となっている。
途切れていてもありがたい、と思いつつ、完成したらこの長い距離はどれほどの金額の通行料になるのだろう、との思いもあった。
そこへ来て、経済対策としての上限1000円が決まった。
ちょうど昨年末にETCを取り付けたところで、しかも土日祝日が休みの私たちにとってこんなにありがたいことはない。
もともとETCを取り付けてからは土日祝割引なども利用していたが、100km以内という距離制限がネックだった。
この広い北海道で、長距離を行くからこそ高速を使いたいのに、たったの100kmでは出入口をうまく計算しなくては損をしてしまう。
ところが今回の割引は距離制限がない。
今度こそ、メリットを最大限活用させてもらって、今まで行きにくかった場所にも足を運んでみたい。
今年の夏が楽しみだ(そしてそのまま2年後以降も継続してくれたら最高に嬉しいのだけど……無理でしょうね)。
余談だが、上限1000円になることで慣れないドライバーが高速を利用して危険だとか、渋滞を招くという懸念がある。
確かに場所によってはそういったこともあるのだろうが、北海道においてはそもそもETCの搭載率が15%とのことで、しばらくの間はあまり問題にならなさそうだ。
でもどうせならトラックなどの大型車も何らかの恩恵に預かれるようにしてあげていれば、また違った経済効果もあったのではないかなと思ったりもするのだが。
ずいぶん前の話になるが、北海道の高速道路にはクマしか通っていない、と揶揄した政治家がいた。
確かに、ほとんどの高速道路は(悪天候以外の)渋滞には縁がない。
一般道も、大都市圏に比べれば信号も少なく、走りやすい。
が、それはあくまで「夏道」、雪や凍結のない道路の場合だ。
冬道ともなれば、峠道はもちろん、市街地の道でさえ道路幅は狭くなり、滑りやすくなったり、でこぼこの荒れた道となる。
さらに吹雪や地吹雪が起これば、どんなに慣れているドライバーでも恐い思いをすることは少なくない。
その点高速道路は優先的に除雪がなされ、アップダウンやカーブがゆるやかな分だけ、まだいくらか安心して走ることができる。
その高速道路を使って走っているのは、私たちのような一般人ばかりではない。
道内各地に住む人々の生活物資を運ぶ車はもちろん、牛乳を積んだ牧場のローリー、野菜や魚や牛豚羊を積んだトラック、競走馬を積んだ馬送車なども走る。
それらは空港や港に向かい、最後は大都市圏にも運ばれる。
「クマしか通らない」道路を使って走っている車に積まれたものの一部は、間違いなく前出の政治家の元にも届けられているのだ。
そういう意味で、私は高速道路網が出来上がっていくことには期待を持っていた。
現在、計画の一部だけが開通している途切れ途切れのルートは、通行料が一部無料となっている。
途切れていてもありがたい、と思いつつ、完成したらこの長い距離はどれほどの金額の通行料になるのだろう、との思いもあった。
そこへ来て、経済対策としての上限1000円が決まった。
ちょうど昨年末にETCを取り付けたところで、しかも土日祝日が休みの私たちにとってこんなにありがたいことはない。
もともとETCを取り付けてからは土日祝割引なども利用していたが、100km以内という距離制限がネックだった。
この広い北海道で、長距離を行くからこそ高速を使いたいのに、たったの100kmでは出入口をうまく計算しなくては損をしてしまう。
ところが今回の割引は距離制限がない。
今度こそ、メリットを最大限活用させてもらって、今まで行きにくかった場所にも足を運んでみたい。
今年の夏が楽しみだ(そしてそのまま2年後以降も継続してくれたら最高に嬉しいのだけど……無理でしょうね)。
余談だが、上限1000円になることで慣れないドライバーが高速を利用して危険だとか、渋滞を招くという懸念がある。
確かに場所によってはそういったこともあるのだろうが、北海道においてはそもそもETCの搭載率が15%とのことで、しばらくの間はあまり問題にならなさそうだ。
でもどうせならトラックなどの大型車も何らかの恩恵に預かれるようにしてあげていれば、また違った経済効果もあったのではないかなと思ったりもするのだが。
| 日々雑感(はるか) | 23:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑