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【写雑記】ラベンダーキャンパス

広大な敷地に、紫色のじゅうたん。
そっと覗き込んでみると、花の間をハチやちょうちょたちが忙しそうに行き交っている。
爽やかな風が吹き抜けると、ふわりと鼻をくすぐっていくのは甘い香り。
大きく深呼吸をして澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込めば、心も身体も癒される……。
その花の名前は「ラベンダー」。

東海ラベ-1


そんな風景をイメージしたとき、多くの人が思い浮かべるのは富良野の町の名前ではないだろうか。

北海道の夏の花と言えばラベンダー。
ラベンダーと言えば富良野。
このイメージはすっかり定着しているが、じつはフランスからラベンダーの種が持ち込まれて、日本で一番最初に本格的に栽培された場所は札幌市内にある。
札幌市の郊外、南区南沢地区。
札幌の観光地として知られる藻岩山の近く。
広域地図はコチラ。
詳細地図はコチラ。
昭和15年に植栽され、以後昭和40年代までは、主に香料抽出のための農作物として育てられていたラベンダー。
その後、輸入ものや合成香料の技術向上により農作物としての栽培はされなくなり、代わりに観賞用として育てられるようになっていった。

南沢地区ではこの歴史を伝えていこうと、町をあげてラベンダーの育成に力を入れている。

札幌市内では公園や一般家庭の花壇、それに車道の中央分離帯にまで植えられて比較的目にすることの多いラベンダー。

それにも増して、南沢地区では時期になると街路樹の下はもちろん、神社の斜面やコンビニの前の花壇にまで紫の花が揺れている。
その南沢にある東海大学札幌キャンパスでは、大学と町内会が協力をして「ラベンダーキャンパスin札幌」という試みを行っている。

東海ラベ-6
↑2002年から3年かけて作られた、キャンパス内のラベンダー畑。
2009年現在、2266㎡の畑に3種類3640株が植えられている。

東海ラベ-5
↑イングリッシュラベンダー系の「ヒデコート」。
早咲きで、濃い紫色が特徴。
香りはやや弱め。


東海ラベ-3
↑イングリッシュラベンダー系の「オカムラサキ」。
遅咲きで、濃い青紫。
さわやかな香りは、ポプリやピロウ、サシェなど幅広く利用されている。

東海ラベ-2
↑イングリッシュラベンダー系の「濃紫早咲3号」。
早咲きで、名前の通り濃い紫色、蕾の時はやや青味がある。
香りの強さは「並」。

7月~8月中旬の花時期には一般公開され、誰でも無料で鑑賞することができる。
大学の校門(付近には東海大の付属中・高もある)から北西50mのところに、専用の無料駐車場もあり。
7月の海の日前後の三連休には、学生や産直品の出店も数軒出る「ラベンダーまつり!」が開催され、お年寄りや家族連れなどでにぎわう。

東海ラベ-4

札幌市内には、滝野すずらん丘陵公園、幌見峠、羊ケ丘展望台、百合が原公園など多数のラベンダー畑がある。
それらに比べれば面積そのものは小ぢんまりとしてはいるが、そのぶん穴場的なスポットとも言える。

東海大学「ラベンダーキャンパスin札幌」の公式ページはコチラから。
(ブログ記事作成にあたり、上記のページを参照させていただいています)


★最終訪問日 2009年7月
★最終更新日 2009年7月

北海道の写真でデザインしたポストカードあります*海蒼 絵葉書館*

|  道央エリア | 16:36 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2014/03/24 16:45 | |















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